介護が必要になったとき

いったん始めると、いつまで続くのかまったく予測できないのが介護というものです。すべてを一人で抱え込んでしまうと、心身ともに疲れ切ってしまい、共倒れになりかねません。まずは家族とよく話をして、介護におけるそれぞれの役割分担や協力体制を築くことが大切です。たまには家族やプロにまかせて、自分自身のための時間を作ることも大切です。
バランスの良い食事をとる、十分な睡眠をとる、軽い運動などを心がける、定期的に健康診断を受けるなど、介護者自身が自らの身体をケアすることも、「介護の一部」と考えてください。
また、地方自治体などが提供する公的サービスや、さまざまな種類がある民間サービスを活用しながら、無理なく続けられる介護方法を見つけていきましょう。

介護計画

住み慣れた自宅で暮らさせるのか(在宅)、それとも施設に入居させるのかは大きな選択です。親自身の希望や心身の状況、家族だけでどこまでの介護ができるか、金銭的な余裕があるかなど、一時の感情だけでなく総合的に判断したいものです。
地方自治体などが提供する公的サービスや、さまざまな種類がある民間サービスを活用しながら、無理なく続けられる介護方法を見つけていきましょう。


介護保険

介護保険は、40歳以上の国民が保険料を支払い、介護が必要になったときは定率を負担することで、必要な介護度合い(要介護度)に応じて、決まった金額以内で介護サービスを受けられる制度です。介護保険を利用するためには、要介護認定を受けることが必要です。


トクする話

確定申告のとき、介護サービスの何が医療費控除の対象となるのかなど、介護についての気になるお金の話をご紹介します。